1月1日付の鹿児島建設新聞の特集「変わる建設業の働き方」に当社の取り組みを掲載いただきました。
当社では昨年7月から完全週休2日制を試行しております。
試行による社内評価も好評で、正式な施行を目指し課題解決に向けた取り組みを行っています。
 
 
▼以下転載
 
働きやすさが人を集める
新たな社内文化、伝統を次世代に
 
 継続的に新卒採用に力を入れるも、熟練技術者の定年を見据えると人材の育成は急務。
採用担当の畠田英輝氏は「今年度から若手採用が変わった」と力を込める。
 
 男性社員による初の育休取得はその象徴。制度は以前からあったが、社内の認知度は低かった。畠田祐輝社長ら役員は社内に根付いた“休みなく働く”ことを良しとする文化を再考し「ワークライフバランスが人材獲得の基盤」と業界では珍しい週休2日制も試行する。これまでの慣例を重んじる雰囲気もあったが「現状維持では相対的に会社が古くなる」と舵を切った。
 
 社内外のコミュニケーションも見直した。「会社の考えや動き」が分かる工夫のほか、待遇面の充実ではYouTubeで外にアピール。親元を離れる新卒者が安心できるように“一人暮らしの初期費用補助”や“新居探しサポート”が伝えられる。「親御さんからお子さんを預かる立場だから」と新社会人として過ごす日々を大切にする。社内イベントには若手を巻き込み「アナログだが横のつながりが孤立を防ぐ」と考える。
 
 中途採用の資格要件も緩和。育成を強調した求人情報が埋もれないようにとハローワークの情報はマメに更新する。
職場の良さを理解しやすくまとめた結果、今年度は応募者が増えた。
 
 一方で、電気工事業はチームワークがカギ。面接では「“南電工っぽい”人材という感覚的な基準がある」と採用の軸はぶれない。
これからの課題は人材の融和。「会社を長く支えてきた熟練者の経験は宝」だからこそ、その技を継承してほしいと期待を寄せ、2024年、新しい南電工へリスタートを切る。
 
▲転載終わり
 
※鹿児島建設新聞 2024年1月1日付 新春特集号第1部に掲載